太さと密度による「毛らしさ」の認識に与える効果の調査

触覚による「毛らしさ」の認識に与える効果について、毛の太さと毛の密度に着目して調査しました。

仮想空間の物体を触る際、リアルな触覚提示を行うために刺激提示面に毛構造を用いる方法が知られています。しかし、刺激提示面に毛構造を用いると表現できる触覚の種類が毛構造によって制限されてしまう課題があります。

本研究では、毛構造を用いずに毛を知覚させるための基礎研究として、毛構造がもつ特徴のうち毛の太さと毛の密度の2要素について、指先で毛と知覚する定量的条件と毛らしさの認識に与える効果を調査しました。

発表

  1. 倉持直弥,櫻井翔,野嶋琢也,広田光一;”指先による毛の知覚における太さと密度の影響に関する調査” ,第28回日本バーチャルリアリティ学会大会論文集(2023年9月)1A2-03