高密度足裏圧覚提示デバイス [2015-2016]

足裏に圧覚を提示するためのデバイづの開発を行った。足裏の触覚は、手には及ばないものの、比較的高い分解能を持っているとされる。また、足が体重を支えることから、比較的大きな作用力を知覚することができる。本研究ではこのような特性を持つ足裏に対して圧覚を提示するデバイスを設計・試作した。比較的大きな力を発生できるアクチュエータを高密度に配置する必要があることから、ここではエアシリンダを利用した。空気圧を電空レギュレータにより制御し、プラスチック管と金属軸から構成されるシリンダアレイに供給する。10mm間隔の最密充填配置で128点の力を独立に制御できるデバイスを試作した。

※この研究は総務省SCORPによる受託研究14120319(代表者:首都大 池井寧)の一部として実施されている。

高密度圧覚提示デバイス
圧覚提示の様子
圧覚提示デバイス
  1. 岡野, 日岐, 広田, 野嶋, 北崎, 池井: 空気圧駆動型デバイスを用いた足裏への触覚提示による物体の位置認識; VR学会第21大会予稿集, 11A-05, 2016.9.
  2. 日岐, 岡野, 広田, 野嶋, 北崎, 池井: 足裏触覚提示による位置認識精度の評価; VR学研法, 21,VRUR-1, 23-26, 2016.6.